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2013年7月23日 (火)

ラマダン・イフタール ~つるとこじか豪邸へ行く~

こじかです。

久々のブログ更新・・・

前回の日付を見て、自分でびっくり!4ケ月ぶりです。。。

さて、こちらアラブの国もすっかり真夏、、、というか灼熱の夏になっております。

ここイスラム圏の国では、夏と言えば、「ラマダン」

ラマダンとは、日中は一切の飲食をせず、断食をすることです。

夜明けから、日没までの間、食事はもちろん、飲み物も飲んではいけません。

厳しくカテゴリーしていくと、唾さえも飲んではいけないらしいです。

その他、タバコや性行為なども禁止になるそうです。

わたし達はムスリム(イスラム教徒)ではないので、断食はしませんが、

街中や公共の場では、わたし達外国人も、飲食や喫煙はできません。

ムスリムの教えを尊重しなければなりません。

街中のカフェやレストランは日中の間、閉まっています。(公共の場なので)

ホテルのレストランも、ランチはお休みしてディナーのみの営業になったりします。

時々、ランチも営業しているお店がありますが、テントのように幕で覆って、

店内が外から見えないように工夫しています。

もちろん、ムスリムではないわたし達は、家の中なら飲食はOKですよ。

ムスリムは日没とともに、お祈りをして、ようやく食事を始めます。

その時に食べる食事の事を、「イフタール」と言います。

イフタールは、家族みんなが揃って、何種類ものご馳走を食べます。

そして食後には、アラビックのスウィーツを、お茶やコーヒーと共にいただきます。

これを、夏の新月から次の新月までの1ヶ月間くらい、毎日続けます。

夜明けまではいくらでも食べていいので、アラブの人たちは夏に太ります。

そんな文化のあるここアラブで、つるさんのローカル人の知り合いに、

彼らのご自宅でのイフタールに招待されました。

その方々は、毎週木曜の夜に、イフタールのパーティーを開いて、

色んな人種のお友達や知り合いを招待して、ご馳走を振る舞っているそうです。

人生初、本物のお金持ちのお家へお呼ばれしたわけです!

沢山の方々が参加するようなので、わたしもつるさんに付いていくことにしました。

せっかく初めての本物のイフタールなので、わたしも日中は断食して行きました。
(でも、さすがに喉が渇いたので、家でお茶1杯だけ飲んじゃいましたが・・・)

彼らの自宅前に着いて門をくぐると、まず玄関までの広い庭にびっくり。

暑い国なので庭園こそないものの、まるで街中にありそうな大きなオブジェ。

巨大なテントの憩いの場には、もちろんテーブルとソファーもありました。

そして玄関に入ると、ガラス製の噴水のような形をしたオブジェが

真正面にドーンと置いてありました。(オブジェなので水は出ていませんよ)

天井にはもちろんキラキラのシャンデリアが吊るされていて、

壁や柱なども、細かい装飾が施されており、古美術品であろう壺や、絵画も。

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Img_2867

そのまま、奥のまで歩いて行くと、ホテルのロビーのような大きなソファーセット。

ガラステーブルの上には、ビュッフェのように並べられたスウィーツとティーセット。

そのソファーに腰かけ、まずは他のお客様と挨拶を交わしつつ、軽い世間話をする。

もちろん、招待してくれたローカル人の知り合い以外は、みな初対面でしたが、

これも一期一会、お隣に座った者同士、自己紹介をしたり、仲良くおしゃべり。

たぶん20人以上いたと思いますが、白人やアジア人、日本人もチラホラいました。

知り合いもいいないし、アラブのお金持ちのお家なんて、わたし達は初めてなので、

イフタールの作法もわからないので、そわそわとやや緊張しましたが。。。

招待してくれたローカル人は、サイードさんといって、つるさんの寿司を食べに来る

お客様で、彼はいつも他の兄弟も引き連れて大トロを好んで食べるらしい。

ローカルの日本食レストランの寿司の中でも、つるさんの店の寿司が

一番美味しいと言って、お気に入りなんだそうです。

そして、すごく日本が好きらしい。(何度も日本へ行っているし、日本語も少しOK)

ある程度の人が集まった時点で、別の書室のような部屋へ案内され、そこへ入ると

大きな座卓テーブルにイフタールのご馳走がずら~~~~っと並べてありました。

どんどん、好きな所に座って、遠慮なくなく食べてね~、と促され、

なんだか分からないまま、とりあえず席に着き、どうしたらいいのだろう?と、

まごついていると、向かいに座った別の日本人のゲストが、置いてある飲み物を

手に取り、ゴクゴクと飲み始めたので、みんな一様に真似をして、それを飲み、

さっそく料理を取り分け、食べ始めました。

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その日本人の方は、サイードさんと仲の良い友達だそうで、家にもよく遊びに

来ているらしく、勝手のわからないわたし達にもいろいろ話しかけてくれました。

写真の通り、日本のようにアラブでも床に座って食事をするのはわりと普通です。

アラブの家庭は、大家族が多いので、大皿料理をみんなで取り分けて食べます。

料理が同じような色のものばかりですが、ちゃんとどれも違う味付けです。

サイードさん兄弟はゲストに料理をサーブしたり、後から来た人に席を案内したり、

一人ひとりに緊張をほぐすかのように、優しく声をかけながら気配りをしてました。

日本人のように、ホスピタリティーのある彼らのおもてなしに、ちょっとびっくり!

アラブのお金持ちはもっと、高飛車なイメージだったので・・・

(因みに、さすが豪邸なだけあって、お手伝いさんは何人もいましたよ)

そして、運がいいのか?この日の料理には、日本食も用意されていました。

なんとサイードさんは日本領事館の領事ともお友達だそうで、

領事本人と公邸料理人の男性を引き連れて、ご馳走を用意してくれたそうです。

目の前にあるアラブ料理が美味しくて、それだけでお腹いっぱいになってしまい、

結局、公邸料理人の方が作った料理はほとんど食べずじまいでしたが…

食べている間、隣に座った男性から声をかけられ、ちょっと話してみると、

その方はパレスチナ出身で、日本に数か月住んでいたことがあると。

大阪に住んでいたそうで、今でも日本が恋しくて、お寿司が大好きなんだって。

つるさんのお店の話をしたら、ぜひ今度食べに行くよ、と、名刺交換。

偶然隣り合わせただけですが、こういう出会いもなかなか良いものですよね。

次から次へと、またいろんな人が来て、お腹が満たされた人から

代わる代わる席を譲り、また先ほどのソファーの部屋へ戻っておしゃべり。

最初の部屋で見たスウィーツを食後のデザートとしてつまみながら、

アラビックコーヒーや紅茶を飲みます。

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アラブの揚げ菓子や、クレームブリュレに、チョコムース、ブラウニーなどなど。

このスウィーツの中に、和菓子もあるんだよ、とサイードさんに勧められて

食べたものがあり、それはお焼きのような、あんこを挟んだお菓子。

皮が薄めで少しパリっとした食感、あんこは日本にあるような普通の小豆で

アラブ風どらやき、という感じかな。。。

甘すぎず美味しかったですよ!(アラブのお菓子は激甘なものが多いので)

日本人もたくさん来るであろうと、きっと色々と考えて用意してくれたんでしょうね。

色んな方としばし歓談をしたあと、お腹もいっぱいになり、そろそろ帰ろうかとなり、

サイードさんに手作り菓子の抹茶のスノーボールを手土産に渡すと

帰る手段は車かい?と聞かれたので、タクシーを1台呼んでもらってもいいかな?と

お願いすると、メイドさんが早速タクシーを呼ぶ電話をしたら、30分はかかると。

わたし達は、ぜんぜん構わないよ、と言ったのですが、サイードさんが

「うちの運転手が家まで送ってあげるから乗って行きなよ」と。

そんな、申し訳ないので、いいですよ、と遠慮したのですが、

彼は「大丈夫、いいからいいから!」と、結局、それで帰ることにしました。

車を玄関前に用意するから、ちょっとだけ待っててね、とソファーで待っている間、

サイードさんとまたおしゃべり。

彼は今年の8月に、また日本旅行する予定だったそうなのですが、

銀座の寿司屋 「数寄屋橋 次郎」 に行くつもりで計画していたけど、

夏は予約が取れないため、日本行をわざわざ9月に変更したらしい。。。

そんな話ついでに、サイードさんに一つお願い事を言ってみました。

こんなに沢山のすごいご馳走を作ったキッチンを見てみたいのだけど・・・と。

そうしたら、もちろん、いいよ、と家の中を案内されつつ、奥にあるキッチンへ。

さすが豪邸なので、すごく広くて、何部屋も通り抜けていきます。

ここでもびっくりしたのは、キッチンが3つもありました。

家族用に一つと、ビリヤード台やテーブルゲーム、TVなどのある娯楽部屋に一つ、

そしてパーティー用の大きな厨房。冷蔵庫も業務用の大きなものが2つもあり、

食材や食器をしまうストックルームまでありました。まるでホテルのようだ!!

そして何より驚いたのは、その厨房に行く途中で通った部屋の中に、

大きな室内プールが!!!(思わず、ひゃ~!と声が出てしまった!)

プールの横には、スポーツジムのようなマシーンが何台も置いてありました。

プライベートな空間なので、この辺は写真は控えた為、お見せできないのが残念。

そういえば上の階もあるみたいですが、階段だけでなくエレベーターもあった。

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客間だけでも何個あったんだろうか・・・

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もうね、ほんと、お金持ちって、すごいんだなぁ~とため息が出るばかりでした。

曾おじいさんの代から住んでいて、古くて由緒あるお家みたいですが、

自宅っていうより、ホテルのようでしたねぇ。。。

美味しい料理に、素敵なもてなし、色んな人とのおしゃべりに、豪邸見学、

本当に、貴重な体験をさせていただいた一夜でした。

サイードさん、ご招待ありがとうございました♡ 本当に楽しかったです。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 伝わる履歴書を書きましょう | 2013年11月17日 (日) 05時41分

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